JavaScript の基本的な書き方は「何を どうする」という形になります。
以下のコードを具体的な例とします。このコードは、ドキュメントの中から「exampleId」というid名がついた要素を取得するということを行います。
document.getElementById('exampleId') ;
「何を」の部分が、document の部分です。document というのは HTML の文書中 ということです。「どうする」の部分が、getElementById() の部分です。getElementById() というのはあらかじめ JavaScript で設定されている機能を持ち合わせたもの(メソッドと呼びます)の一つで、()内に指定された id を探しだす機能があります。何を どうする を繋ぎ合わせるのに「.」(ピリオド)を使います。
(何を)→ HTML の文書中から、(どうする)→()内に指定された id を探しだしなさいという命令になります。この一つの命令文の終わりには「;」(セミコロン)をつけます。
基本的にはこのような命令の仕方を繰り返していきます。
JavaScript を記述する場所
JavaScript のコードを記述する場所は2つあります。一つは HTML ファイルに script タグで囲って記述する方法です。
HTML ファイルに記述する
HTML ファイルに記述する場合は以下のようにコードをHTMLのコメントとして囲います。これは JavaScript が無効化されているブラウザで開いた時に、JavaScript のコードが表示されてしまうのを防ぐためです。
<script> <!-- document.getElementById('exampleId') ; //--!> </script>
XHTML 文書でコメント化する場合
XHTML 文書でコメント化した場合は本当のコメントとしてみてしまい、JavaScript のコードが実行されないということが起こります。そのため、XHTML の場合は以下の様に記述します。
<script> //<![CDATA[ document.getElementById('exampleId') ; //]]> </script>
もう一つの記述方法は、外部ファイルにまとめる方法です。
外部ファイルに記述する
JavaScript のコードを他のファイルにまとめて記述し、ファイル名を function.js など、任意のファイル名+jsという拡張子名で保存します。
HTML ファイル側で以下のように外部ファイルを読み込みます。
<script src_="function.js"></script>
この外部ファイル化する方法であれば、コメント化もする必要もなくなります。